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婚姻中の浮気が離婚後に発覚!慰謝料を求める際の証拠収集

婚姻中の浮気が発覚したのが、結婚生活を終えた離婚後であった場合、ただでさえ大変な離婚を経た後ですから、表現しようのないショックを受けられていると思います。

離婚後に知ったとしても、元配偶者の婚姻中の浮気・不倫は大きな裏切り行為です。誰しも裏切られたことに対して怒りや悲しみなど感情的になって当然です。でも、冷静な判断と行動をオススメします。

もう関わりたくない、新しい人生をスタートできただけでも十分といった感情があれば別ですが、もし、慰謝料を請求するなど裏切り行為への制裁を考えるのであれば、この記事を是非参考にしてみてください。

婚姻中の浮気事実が離婚後に発覚したら

様々な思いをして離婚に辿り着いたあと、実は婚姻中に浮気・不倫があったと発覚すれば、今からでも制裁できないか考えることは当然です。でも、離婚後は赤の他人です。過去に遡って慰謝料請求はできるのでしょうか?

 離婚後に慰謝料請求が可能か?

結論から言うと可能です。ただし、以下の3つのポイントが重要になってきます。

  • 不貞行為があったことを証明できる証拠があること
  • 離婚原因が不貞行為であること
  • 時効内に請求すること

民法第709条に基づき、不貞行為は違法行為とされ、被害者に対して加害者は損害賠償責任を負います。離婚後でも、浮気が原因で精神的な苦痛を受けたという事実が明らかになれば、慰謝料請求が可能である場合があります。証拠としては、ラブホテルの領収書、LINEやメールのやり取り、目撃証言などが挙げられます。

慰謝料請求のメリット・デメリット

慰謝料請求する場合は、弁護士など専門家への相談がオススメです。そこで、まず慰謝料請求のメリット・デメリットについて考えてみましょう。

メリット

  • 精神的苦痛に対する慰謝料を受け取ることが可能
  • 不貞行為の事実を公表できる
  • 再婚時に有利になる可能性がある

デメリット

  • 時間がかかる場合がある
  • 精神的に負担がかかる場合がある
  • 必ずしも希望通りの慰謝料を受け取れるとは限らない

浮気発覚時の法的手続きの概要

浮気の事実が離婚後に発覚した際に考えられる法的手続きは、慰謝料請求が主になります。相手方に対して慰謝料を請求するためには、まずは弁護士に相談を行い、法的に認められる証拠収集が必要になります。次に、証拠を基にして慰謝料請求の内容証明郵便を送ることから始まります。これに対し、相手方が応じない場合は、民事訴訟を提起することになります。訴訟に至るまでの流れとしては、書面作成、訴状提出、そして裁判所における審理が行われ、その結果として判決が下されるのが一般的なプロセスです。この過程での留意点や必要となる書類、証拠の保全方法などについて、具体的なアドバイスを得るためにも、専門家との相談は欠かせません。

慰謝料請求の時効とその例外について

不貞行為を知った時から3年間、または不貞行為が発生してから20年間が時効とされていますが、これらの期間内であれば慰謝料請求は認められる可能性があります。ただし、この時効には例外が存在し、例えば隠ぺい行為があった場合などには、時効が中断または延長される可能性があります。したがって、時効の計算方法やその例外規定についても専門家の助言を求め、適切なタイミングで手続きを進めていく必要があります。

慰謝料請求において時効が成立している場合、原則として請求権は消滅してしまいます。しかし、特段の事情が存在することで時効が中断され、または延長される可能性があります。例えば、不貞行為を行った相手がその事実を積極的に隠ぺいしていた場合や、当事者間で和解協議を続けている間は時効の進行が停止するといった場合です。また、不貞行為の発覚後に一定期間以内に裁判を起こすことで、時効の進行を阻止することができるので、証拠がある場合は迅速な行動が求められます。時効の起算点や中断事由については複雑であり、個々の事例に即して正確な判断を下す必要があるため、専門家のアドバイスを受けることにより、より確かな対応が可能となります。

裏切りを証明する証拠の種類と集め方

婚姻中の浮気があることが離婚した後に発覚した場合、慰謝料を求める際、具体的な証拠が必要になります。裏切りを裏付ける証拠として有効なものには、文書や写真、SNSやメールのログなどがあり、それぞれの証拠をどのように収集するのか、またその際の注意点にはどのようなものがあるのでしょうか。法的な効力をもつ証拠を集めるためには、特定の期間を設けて慎重な行動が求められるため、その方法についても詳しく解説します。

証拠として有効な文書や写真

不貞行為を立証するためには、文書や写真が有力な証拠になります。ホテルの領収書、二人きりで撮った写真、浮気相手からの手紙やメッセージなどがこれにあたります。これらの文書や写真は、具体的な浮気の事実を示すものであるため、収集する際には相手に気づかれないように注意しながら、証明力のあるものを選び出さなければなりません。また、収集する際にプライバシーの侵害や違法な行為に陥らないよう注意する必要があります。証拠として利用するには、その証拠がいつ、どこで、誰によって取得されたものなのかが明確でなければならず、この過程も重要になります。

SNSやメールのログを利用する方法

今日では、多くの人々がSNSやメールを利用してコミュニケーションをとっています。そのため、SNSのアカウントやメールのログも浮気の証拠収集において強力なツールになります。例えば、浮気相手とのやりとりが記録されたSNSのメッセージやメール、証拠となりうる浮気の告白などが該当します。これらのログは、時と場合によっては画面キャプチャーすることで記録を取ることができますが、相手のプライバシーを侵害したり、本人に無断でアクセスしたりすることは違法行為にあたるため注意が必要です。また、証拠として提出する際には、偽装や改ざんのない、信ぴょう性の高いデータであることを証明することが必要になります。

証拠収集期間と法的効力

証拠を収集する期間は、状況によってさまざまですが、通常、浮気の事実を知ったときから収集を開始することが望まれます。しかし、時間が経ちすぎると証拠が散逸してしまう可能性があり、その効力も弱くなってしまいます。収集した証拠の法的効力を確保するためにも、証拠の新鮮性と関連性を保つことが重要です。また、訴訟に際しては、収集した証拠がいつでも裁判所に提出できる形に整えられていること、そしてそれらがいかに浮気行為を証明しているかの説得力が求められます。証拠収集の方法は正当でなければならず、不正や違法な手段を使った証拠は裁判所において無効とされる恐れがあるので、法律に則った適切な手続きが必要です。

離婚後の浮気の証拠集めの難しさ

離婚後の浮気調査で証拠を集めることは、一般的には婚姻中の浮気調査よりも難しくなる傾向があります。これにはいくつかの理由があります。

プライバシーへの配慮

離婚後は個人のプライバシーに対する配慮が求められます。監視や通信の盗聴など、プライバシーに関わる証拠の収集は法的にも制約があります。

周囲の協力が得にくい

夫婦関係が破綻しているため、友人や家族などの周囲の人々が調査に協力しづらくなる場合があります。

接触機会が減る

離婚後は、顔を合わせる機会が減るため、調査方法が難しくなります。

証拠の重要性と法的要件

離婚後の浮気調査で収集した証拠は、法的手続きや慰謝料の請求などに活用されます。そのため、証拠の正確性や法的な要件に厳密に従う必要があります。

離婚後の浮気調査は難しい面もありますが、諦めずに情報収集を徹底し、専門家に相談することで、証拠収集を成功させることは可能です。

辛い状況ではありますが、一人で抱え込まず、弁護士や探偵に相談し、適切な対応を取ることが大切です。

探偵に浮気調査を依頼するプロセス

浮気の事実が離婚後に発覚した際に、慰謝料請求を考えている方は少なくありません。そうした場合、しっかりとした証拠が重要になりますが、そのためには専門家である探偵に浮気調査を依頼するのが有効です。探偵に依頼するプロセスは、まず探偵社の選定から始まり、契約を結び、調査内容や方法、期間などを明確にしていくことが大切です。探偵に意向を正確に伝え、調査の進捗や結果を定期的に報告してもらうことで、必要な証拠を収集することが可能になります。

探偵の選び方と注意点

探偵を選ぶ際には、いくつかのポイントに注意を払う必要があります。まず、探偵業届出証明書の有無を確認しましょう。また、これまでの実績や口コミ、料金体系などをチェックすることも重要です。実績が豊富で信頼できる探偵社を見つけるためには、複数の探偵社に相談して比較検討することが肝心です。その上で、契約内容をしっかりと理解し、見積もりや調査計画の明確さ、アフターケアの有無なども確認しましょう。無用なトラブルを避けるためには、透明性を持って対応する探偵社の選定が求められます。

探偵に依頼するメリット

探偵に浮気調査を依頼するメリットは大きく、プロならではの緻密で効率的な調査による確実な証拠収集が挙げられます。また、個人ではリスクが伴う尾行や聞き込みなどの技術的な側面も、探偵に任せることで、個人の感情や関係性を守りつつ問題解決に導くことができるでしょう。さらに、探偵の報告書は裁判での証拠としても重要な役割を果たします。

費用に見合った調査結果を得るために

調査を依頼する際には、当然ながら費用が発生しますが、その費用に見合った結果を得ることが重要です。そのためには、調査の範囲や具体的な目的を明確にし、必要以上の調査を行わないよう事前に探偵社と相談を重ねることが必要です。また、途中経過を随時確認し、調査の方向性を修正するなど柔軟な対応も欠かせません。結局のところ、費用対効果を考慮し、納得できる調査結果を得るためには、探偵との良好なコミュニケーションが最も大切であると言えます。

探偵が行う不貞行為の調査内容

不貞行為は法的な面から見ると、婚姻関係における信義を害する重大な違反行為です。もしこのような行為が疑われる場合、探偵事務所による的確な調査が重要な証拠を提供することがあります。

婚姻中の浮気調査と離婚後の浮気調査の違い

婚姻中の浮気調査と離婚後の浮気調査は、目的や証拠の収集方法、慰謝料請求への影響などが大きく異なります。

目的

  • 婚姻中の浮気調査: 配偶者の不貞行為の事実を確認し、離婚の意思決定や慰謝料請求の材料を集めることが目的です。
  • 離婚後の浮気調査: 離婚後に発覚した不貞行為の証拠を集め、法的手続きや慰謝料の請求の材料にすることが目的です。

証拠の収集方法

  • 婚姻中の浮気調査: 尾行、張り込み、通信記録など、法的に許容された方法で証拠を収集します。
  • 離婚後の浮気調査: 尾行、張り込みは基本的に行いません。SNSの履歴や通話記録など、本人の同意を得られる範囲で証拠を収集します。

慰謝料請求への影響

  • 婚姻中の浮気調査: 収集した証拠が離婚原因となり、高額な慰謝料請求に繋がる可能性があります。
  • 離婚後の浮気調査: 収集した証拠は慰謝料請求の材料となりますが、婚姻中の浮気調査に比べて、慰謝料額は低くなる傾向があります。これは、離婚後に発覚した浮気は、夫婦関係破綻の原因とは認められないためです。

その他

  • 難易度: 婚姻中の浮気調査の方が、配偶者が警戒していないため、比較的容易に証拠を収集できる可能性があります。

その「浮気」
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浮気調査に役立つ情報

証拠を獲得するためには、計画的な情報収集が重要です。以下、情報収集のポイントと具体的な情報源について説明します。

情報収集のポイント

具体的な疑惑内容を整理する

元配偶者の行動や言動で怪しいと感じた点、不審な点などを具体的に書き出してみましょう。

時系列を整理する

いつ頃から怪しいと感じ始めたのか、具体的な日時や場所などを記録しておきましょう。

対象者の行動範囲を把握する

普段の通勤ルート、よく行く場所、交友関係などを把握しておくと、調査の効率が上がります。

具体的な情報源

本人からの聞き取り

対象者本人に直接話を聞いてみるのも有効です。ただし、警戒されてしまう可能性があるので、タイミングや方法は慎重に検討する必要があります。

浮気相手に関する情報

浮気相手の名前、住所、電話番号、勤務先などが分かれば、調査がより効率的に進みます。

目撃証言

友人、家族、知人など、対象者と親しい人から目撃証言を得られる可能性があります。

物的証拠

ラブホテルの領収書、不倫相手とのLINEやメールのやり取り、写真、動画などがあれば、有力な証拠となります。

防犯カメラ

自宅に防犯カメラが設置されている場合、映像を確認できる可能性があります。

SNS

Facebook、InstagramなどのSNSは、対象者の行動や交友関係を把握するのに役立ちます。

調査報告書の詳細とは

探偵事務所から提出される調査報告書には、対象者の不貞行為に関する具体的な証拠が記載されます。これには、調査期間中に収集された写真やビデオなどの視覚的証拠と、日時や場所を詳細に記した行動記録が含まれています。クライアントは、この報告書をもとに、法的措置を講じたり、相手方との交渉に臨んだりすることができます。

調査結果を訴訟に活用する方法

探偵事務所による不貞行為の調査結果は、離婚や慰謝料請求などの法的手続きで重要な証拠として活用されることがあります。具体的には、調査報告書に記載された証拠を裁判所に提出することで、配偶者が不貞行為を行っていたという事実を実証します。しかし、法廷での利用には、証拠が法的に有効でなければならず、プライバシーの侵害や違法な方法による証拠収集がなされていないことを確認する必要があります。また、探偵事務所に依頼する際には、訴訟に耐えうる証拠を得ることを明確に依頼し、合意形成をしておくことが重要です。

不倫の慰謝料請求とは

不倫が原因で離婚に至った場合、裏切られた側は相手方に慰謝料を請求する権利があります。慰謝料とは、道徳上の責任を問い、精神的苦痛に対して支払われる金銭です。婚姻関係において、配偶者が不貞行為を行ったことで生じた精神的ダメージに対する償いとして慰謝料が認められます。ただし、慰謝料の請求が認められるためには、不貞行為の事実を証明する必要があるのです。さらに、金額や請求方法には一定の基準があり、交渉や法的手続きを経ることで決定されます。次の段落では、慰謝料の算定方法や請求できる範囲について、より詳しくご説明します。

慰謝料の算定方法

慰謝料の算定方法については、法的に明確な基準は存在しませんが、一般に考慮される要素があります。まず、不貞行為の期間や度重なり具合、社会的影響の大きさが重要な要因です。これらは不貞行為の悪質性を示す指標となります。また、配偶者が抱える精神的苦痛の深刻さや、当事者の年齢、経済状況、夫婦の生活水準も加味されることが多いでしょう。さらに、慰謝料の額を決める際には、過去の裁判例が参考にされることもあります。交渉や調停、訴訟において、これらの要素がどのように評価されたかにより、最終的な金額が決まります。個々のケースに応じて適切な慰謝料が算定されることが望まれます。

請求できる慰謝料の範囲

一般に慰謝料は道徳的な補償であり、その範囲は精神的な苦痛に対するものです。そのため経済的損失を補償する賠償金とは性質が異なる点に注意が必要です。請求できる範囲は不貞行為によって被った精神的ダメージの大きさによって変わりますが、具体的に「これだけの苦痛に対してこの額」という定量的な評価は難しいです。しかし、裁判所では一定の基準に基づいて裁量で金額を決定します。これには浮気の事実を認識した日から慰謝料を請求するまでの期間や、慰謝料請求を受けた相手方の反応も影響することがあるのです。この部分は、交渉段階での態度や反応も重要になってきますが、詳細は次の段落で触れることにしましょう。

交渉段階で気をつけるべきポイント

慰謝料の交渉段階で気をつけるべきポイントは、まず十分な証拠を揃えることです。これがなければ、いかに相手の不貞行為が悪質であり、精神的苦痛を与えたと主張しても、請求は難しいでしょう。証拠を基にしっかりと説得力のある主張を構築することが大切です。また、冷静かつ客観的に交渉に臨むことも重要です。感情的にならず、合理的な立場から金額を算出し、要求することが成功への鍵となります。さらに法的知識を有する弁護士に相談し代理交渉を依頼することも、適切な慰謝料を獲得するためには有効な手段と言えるでしょう。弁護士に依頼することで、法的な見地から見た合理的な慰謝料の請求が行えるためです。

訴訟に移行する際のステップ

浮気が原因で離婚を経験した人にとって、離婚後に新たに浮気事実が発覚することは大きなショックです。特に、離婚時に未解決だった慰謝料の問題は、後々まで尾を引くことになります。浮気を理由にした慰謝料請求の訴訟に移行する際は、その手続きが複雑で時間がかかるため、しっかりとした準備をしておく必要があるのです。まずは専門家と相談し、持つべき証拠を整理、さらには心の準備と法的な手続きの両方を進めていかなければなりません。スムーズな訴訟進行のためにも、事前に知識をつけておくことが非常に重要だと言えるでしょう。

訴訟を起こす前に準備すべきこと

訴訟を起こす前の準備として最も重要なのは、充分な証拠を集めることです。慰謝料請求の成功は、浮気の証拠が明確であるかにかかっています。具体的には、証拠として有効な写真、メールやSNSの履歴、探偵が調査した報告書などがあります。これらをしっかりと整理し、時間軸に沿って事実関係を明らかにしておくことが大切です。また、証拠を集める際は、証拠が法的に有効であるか、プライバシーの侵害になっていないかといったことに細心の注意を払う必要があります。他にも、実際に訴訟に持ち込む前には、弁護士への相談、費用の見積もり、精神的なサポート体制の確保など、様々な準備を進めておく必要があるのです。

浮気の事実が離婚後に発覚したことは、大変辛い経験だと思います。しかし、諦めずに、慰謝料請求を検討することで、精神的な負担を軽減できる可能性があります。

元配偶者の浮気が発覚した時は、冷静さと正確な行動が重要です。プロの探偵や法的なアドバイスを活用しながら、自分の権利を守り、未来に向けて前進していきましょう。

その「浮気」
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