長年付き添ってきた熟年夫婦、まだ結婚して間もない新婚夫婦、夫婦の形にもいろいろありますが、夫婦生活を過ごしている中で『今までと何か違うな…』と態度や行動など様子の変化を感じる事があります。それはもしかしたら夫が浮気をしているからかもしれません。
『女の勘は鋭い』と聞いたことがある人は多いでしょう。女性は男性よりも観察力が高いと言われており、表情を読み取る力も男性に比べて長けているそうです。そういったことからも、『女の勘』は伊達ではないでしょう。
実際、夫が浮気をしている気がすると感じた妻の勘は当たっている事も多いのです。
この記事では浮気をしている夫に見られる兆候について詳しく解説いたします。あなたが感じている夫の変化が浮気をしているせいかも…と思っている方はチェックしてみてください!
また、浮気の可能性が高い時にどう行動するべきかについても解説していきますので参考にしてみて下さい。
浮気をしている夫に見られる兆候11選!
浮気をしている人は何らかの変化が見られることがよくあります。
自分では意識しているつもりがなくてもその言動行動に出てしまっている事もあるのです。
では早速、浮気をしている夫によく見られる11の兆候を、一つずつ詳しく解説していきましょう。
オシャレ・身だしなみに気を使うようになる
好きな人や気になる人がいると、相手からよく思われたいからと服装や身だしなみに気を使うようになる人は多いのではないでしょうか?この行動は浮気をしている夫に関しても同じことが言えます。今まで家族で出かける時などTシャツと短パンというカジュアルな服装だったのに、ジャケットやスラックス、襟付きシャツやオシャレなジーンズ等を購入するようになったり、服装だけではなく下着に関しても「そろそろ古くなったから」と新調し始めたりすることもあります。一切興味の無かったアクセサリーや香水を身に付けるようになりヘアスタイルも最近の流行りを取り入れていくようになる人や趣味を新しく始めるなど、自分磨きを始める人もいます。
今までとファッションの好みが変わったように感じる時も相手の好みに合わせている事があるため、要注意な兆候です。
「毎週〇曜日に新しい下着を身に付けている」などはありませんか?よく観察してみると何かわかるかもしれません。
帰宅時間が遅くなる、出張が増える
浮気をしていると、それに費やす時間も必要になってきます。
家庭を持っている男性ならば朝から夜まで仕事をしている方も多いでしょう。そして、家庭を持っていれば当然家族と過ごす時間もあり、子供がいれば休日は一緒に出かける予定があるかもしれなのですね。
そうなると、仕事の後に時間を作って浮気相手と会うようになり、帰宅時間が遅くなる事はほとんどなかったのに、「仕事が終わらなくて残業することになった」「会社の飲み会があるから帰るのが遅くなる」といった事が増えているなら、もしかして残業や飲み会ではなく、実際には、浮気相手と会っているのかもしれません。
また、帰りが遅くなるだけでなく外泊が増える事も・・・「出張が入った」「飲み会で盛り上がってたら、終電を逃してしまった」など、帰らない日が増えたのなら要注意です。
スマホを常に持ち歩く・隠す
スマホには色々な情報が入っていて、浮気相手とスマホの連絡アプリを通して連絡を取っていたり、SNSでコミュニケーションをとっている人も珍しくありません。
そのように情報の詰まったスマホを妻に見られると、浮気がバレてしまうからと、肌身離さずトイレやお風呂にさえ持って歩くようになり、スマホのロックだけではなく、LINE自体にもロックをかけ、さらにロックを強化することもあるのです。そうしてスマホをチェックされないようにしているケースでは、浮気に限った話ではなく、何か都合の悪い真実が隠れている可能性が高いのですね。
また、そうしたメッセージ機能を隠すだけではなく、電話の着信があった際にもその場で出ないようにする・画面を伏せて置くようになるなど、怪しげな様子を見せる事があります。
車の中の様子が変わる
車は「動く部屋」にもなり、移動もできるし、一つのプライベート空間として成り立つため、浮気でもよく利用されます。
そのため、車内を過ごしやすい環境にする事があり、「芳香剤を置く・替える」「助手席のポジションが変わっている」ことや、他の人が乗った形跡がある事もあります。
例えば、収納式のドリンクホルダーをきちんと収納しておいても夫が車を使った後にいつも助手席のドリンクホルダーが出ている場合には、助手席に誰か乗せている可能性が高く、その状態では相手が誰かまではわかりませんが「一人で買い物に行く」と言っていたはずなのに誰かと出かけていたとしたら、浮気している可能性も考えられます。
また、カーナビの履歴に全く見ず知らずのデートスポットが残されている事もあるのでチェックしてみるのも良いでしょう。
お金の使い方が変わった
浮気には何かとお金もかかるものなのですね。毎回公園で会って話をするだけでは浮気相手とは長く続かないし、本来の浮気の目的とは違うのです。
食事をする、映画を観る、観光地へ行く、ラブホテルへ行く、様々な場面で出費があるので、普段のお金の使い方に変化が見られることもあります。
例えば
- クレジットカードの支払い料金が以前と比べ増えている
- お小遣いを増やすように言ってくる
- 口座の残高が明らかに減っている
などがあれば家庭とは別の場所、すなわち浮気相手とのデートでお金を使っているからなのかもしれません。
今までと違う言動・態度
浮気をしている人で、後ろめたい気持ちを持っている人もいます。
やはり浮気は非人道的でありパートナーを裏切っている行為で、そういった感情を抱えながらも自分の欲を満たすためにどうしてもやめられないという人もいるのです。
後ろめたい気持ちを抱えたまま浮気をしていると、その埋め合わせをするかのように家庭では優しく接するようになることがあり
- 家事の手伝いをしたり
- 特別な日ではないのにケーキを買ってきたり
- 子供の遊び相手を進んでするようになる
という事もあり、また浮気をしながらも優しくなる人の心情としては、
“家庭を円満にしておけば浮気を疑われないだろう”
という気持ちからそのような言動になる事もあります。
また、それとは逆に態度が冷たくなることもあります。
気持ちが浮気相手にばかりいって、妻との事は疎かになり
- LINEや電話の返事がほとんど来なくなる
- 一緒に出かける事がなくなる
など、気持ちが明らかに冷めていると感じれば、夫の気持ちは浮気相手に向いているのかもしれません。
浮気している夫の態度として、優しくなるのと冷たくなるとでは真逆の事であり、判断が難しいかもしれませんが、以前と比べてどうなのか?普段と比べてどうなのか?よく観察してみると良いでしょう。
残業の後だけやたら優しいなど、その行動にもパターンがあるかもしれません。注意して様子を見てみましょう。
特定の人について繰り返し話をする
何度も同じ人の事について話をするときは少し怪しいでしょう「こないだ言った新入社員、ミスが多くて大変なんだよ~」「前にも言ったっけ?同級生がさぁ~」など、特定の人について何度も話をしてくることがあります。
もちろん仕事上や友達付き合いで会話に何度も出てくることもありますが、何度も話に出てくるという事はそれだけ関りがあるのも事実です。
何もない事をアピールするためにあえて会話に出していることもあります。
妻の行動を知ろうとする
自分の行動を話したがらない割に妻の行動を詳細に把握しておきたがります。「今度の土曜日はどこか行くの?」「友達と出かけるのいつだっけ?帰りは遅くなるの?」など、元々束縛傾向で妻の行動をよく問う夫もいるかもしれませんが、浮気相手と予定を調整したいので、やたら予定を聞いてくるようになる夫もいます。
必要以上に聞いてくるようならば、「遅くなるけど、どうかした?」と質問し返してして夫の行動についても聞くようにしましょう。そうすると、あまり知られたくない夫はオドオドと怪しげな挙動をするかもしれません。
見たことのない持ち物を持っている
夫の持ち物で突然見覚えのない物が増えている事はありませんか?パスケース、ネクタイやアクセサリーなど、もしかしたら浮気相手からプレゼントをもらって身に付けている可能性があります。もし気になったら、「そんなの持ってたっけ?」とさりげなく聞き反応を見てみましょう。明らかに焦った反応が見られれば、浮気をしている可能性があります。
流行りの物や場所・人気の店に詳しくなる
浮気相手のために、今の流行りや人気の場所などを調べるようになるので、情報通とは決して言えなかったような夫でも流行りの物や人気のレストラン、デートスポットなどに詳しくなります。
また、夫が自ら得る情報だけでなく、浮気相手から誘われる事もあるので情報を得る機会も多くなるため今までより夫の持つ情報量が多くなります。
浮気相手の年代が夫と離れていれば、夫の年齢の割に若い世代の流行りを知っているなど、不自然に感じる事もあるでしょう。夫とテレビを見ている時に「これ、流行ってるらしいね!」など、こちらから話を振ってみて、以前の夫では興味もなく知らないような事でも詳しく知っているようなら、疑わしいでしょう。
筋トレなど肉体改造をする
服装やヘアスタイルなどに気を使うようになると共に、肉体改造にも力を入れる事があります。浮気相手と肉体関係があると、当然裸にもなりますのでダイエット、筋トレやマラソンをするなどして体を鍛えることもあります。
突然筋トレやダイエットのグッズ・サプリなどを購入し肉体改造をしだしたら
浮気をしているor気を引きたい人がいる
など、不純な動機で始めているのかもしれません。
これらの兆候がいくつか見られるようであれば、あなたの夫は浮気をしているかもしれません。浮気を疑った時、パートナーに白状させようと問い詰めたくなる事もあるでしょう。しかし、問い詰める前にしっかりと証拠を手に入れておかないと、後悔することになるかもしれません。
次の項では、夫が浮気している可能性が高い時にとるべき行動について解説していきます。
浮気をしている可能性が高い時はどうしたらいい?
結婚しているのに他の女性と浮気をしている夫に腹を立て、色々問い詰めたくなるのは当然ですが、ここで浮気について触れてしまうと後悔に繋がる事があります。
一呼吸おいて、冷静に次の行動へ移すようにする事が大切です。
1.浮気の確実な証拠を集める
ゆくゆくは浮気を問い詰めるとしても、何も言い訳のできない証拠を集めてから話を進めていくべきです。浮気が原因で離婚や慰謝料請求をしようとした時、素直に事実を認め受け入れてくれれば問題はありませんが、多くのケースでは浮気を否認し拒んできます。「浮気なんてしていない」「慰謝料は払わない」などと意見してくる事もあるので、このような時のためにも、まず確たる証拠を掴むべきです。
また、浮気されたこちら側は浮気を許し婚姻関係を続ける気持ちを持っているにも関わらず、浮気をしている夫の方から離婚を申し出てくることもあります。夫としては妻とは離婚をして浮気相手と一緒になりたいという事もあるのでしょう。しかしそう都合の良い事ばかりではありません。日本の民法上、浮気をした者は離婚の原因を作った『有責配偶者』となります。この有責配偶者からの離婚は原則認められていません。そのような観点からも、夫が浮気をした証拠を用意しておくことは有効なのです。
2.別れるか別れないか考える
夫が浮気をしているとしたら、今後婚姻関係を続けるか、それとも離婚をするか、どちらかの道を選ばなければいけません。揉め事は苦手だからと浮気を黙認し関係を続ける事もできますが、婚姻関係を続ける中で夫が浮気をしている状況では辛いでしょう。浮気を知ってからも婚姻関係を続けるとしても、浮気の事実を認めさせ、「もう二度としない」「万が一次に浮気をしたらどうするか」などしっかりと反省させルールを決めると良いでしょう。約束については誓約書などの形に残しておくことをおすすめします。
離婚は二人だけの問題ではありません。家族も関わってくる大きな決断事となりますので、時間をかけてでもしっかり検討する必要があります。
浮気をされた被害者は今後どのような道を進むか選ぶ権利があるでしょう。
3.慰謝料を請求するか検討する
浮気をされた場合、その精神的苦痛に対する慰謝料を請求する事ができます。一般的に慰謝料の金額は数十万~300万円程度とされ、浮気の期間や浮気によって離婚するかどうかによっても値段が変わってきます。慰謝料の請求先は夫と浮気相手の二人に請求する事もできますし、どちらか一方だけに請求する事も出来ます。
また、慰謝料を請求する際には浮気を認めさせる必要があるため、関係を否認しているケースでは浮気を認めさせる証拠が必要となるでしょう。
どちらにも請求しないという方法を選ぶこともできますが、離婚する道を選ぶ際には多くのケースで慰謝料を請求します。
離婚をするには何かとストレスや労力もかかります。精神的にダメージを受けたり体調を崩してしまう事もあるので、離婚後の生活の立て直しのためにもしっかりと慰謝料を請求するべきです。
夫が浮気をしているとしたら、どのような道を辿るにしても、『浮気の証拠』がカギになります。しかし、浮気の証拠にどんな物があるか、どのように掴むかについて正確に把握している人は多くないと思いますので、紹介しておきます。
どのような物が浮気の証拠になるか?
浮気の証拠と一言で言っても、ただ夫に浮気を認めさせる簡単な証拠から、裁判で立証する際にも有益な強い証拠まで様々な物があります。
証拠能力として高い物と高くはないが証拠として利用できる物について解説します。
証拠能力として高い物
- ラブホテルや浮気相手の家に出入りする写真や動画
- 性行為の最中やそれに準ずる行為の写真や動画
- 性的行為があった事を明らかに示すメッセージのやり取りや写真
- 浮気したことを本人が認めた音声の録音
それぞれ、肉体関係があった事が推認できるような物である必要があります。例えば、ラブホテルの出入りであれば一定時間滞在していた事がわかるよう出入り時間を入れて撮影されているなどの条件があります。
一方、浮気の証拠となりづらいもの
- 浮気相手と仲良く出かけていたり食事をしているような写真や動画
- SNS上のやり取り
- Suicaなど交通系ICの履歴
- メールやLINEのメッセージ
- 違法に集めた証拠(盗聴・盗撮・脅迫など)
- クレジットカードの明細や領収書
これらは夫に浮気を認めさせるには利用できる証拠かもしれませんが、訴訟となった際浮気を立証するには足らない証拠となってしまうかもしれません。
しかし、複数を合わせる事で証拠となり得る事もあります。
浮気の証拠として、これ1つさえあれば大丈夫!というものは存在せず、強い証拠でもあっても数回分用意する必要があるケースもあります。
浮気の証拠を集める方法
これらの証拠を集める方法として、自分で集める方法と、探偵に依頼する方法があります。自分で証拠を掴もうとする場合、夫の持ち物を調べたりLINEやSNS、スマホのアプリを利用する、尾行するなど自分でできる浮気調査もあります。しかし、これらの調査のやり方次第ではプライバシー権の侵害や不正アクセス禁止法、ストーカー規制法などの違法行為を行ってしまう大きなリスクもあります。また、夫の浮気を疑いながら冷静に調査しているつもりでも、実際に浮気の現場を目の前にすると計り知れないショックを受ける事もあります。そして、調査を行っている事が夫にバレてしまうと夫との関係に亀裂が入ったり、巧妙に隠しながら浮気をするようになり、証拠が掴めなくなってしまう危険もあるので注意が必要です。
また、証拠を得るには写真や動画を得る事が有効ですが、証拠写真を撮る際には高い技術を必要とするため、一般人がこれを行おうとすると失敗に終わってしまう事もあります。
そういった面からも、安心かつ確実に浮気の証拠を掴むには探偵に浮気調査をしてもらうことをオススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。「夫が浮気をしているかもしれない」「夫が浮気をしてないか心配」など、夫婦の浮気問題はいつの時代もあります。
嘘が上手でうまく隠しながら浮気をしているつもりの人もいますが、意外と行動に出てしまっているものです。
もし浮気を疑っているのなら、小さな変化を見逃さないように疲れない程度にアンテナを張っておくといいでしょう。
いくつかの浮気の兆候があるからと一気に問い詰めようとせず、何も気づいていないふりをして夫の行動や言動を細かく見ていく事で何か判明する事もあります。浮気の話をする前にある程度証拠を固めてから話し合いに挑みましょう。
自分である程度得られる部分もありますので、無理のない範囲で調査をしても良いですが、相手にバレてしまうと後戻りできませんので注意してください。
夫との関係を壊すことなく真実を調査したい、浮気を暴いて離婚や慰謝料請求をしたいけれども自分で調査が難しい、また、どうしていいかわからないといった時にも探偵や弁護士など専門家に相談すると良いでしょう。