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近頃、配偶者の帰宅時間が遅い…やたら身なりを気にする…など、行動が怪しいと感じると浮気を疑う事もあります。
真実を知るために浮気調査をしたい時、探偵への依頼はちょっと気が引けるとなると「自分で調査ができないものだろうか?」と思う事もあるでしょう。
浮気の調査はある程度自分でも行える事もありますので、今回は自分でもできる浮気の調査方法について詳しく解説いたします。
なんとなく浮気を疑っている時など、自分で浮気調査をしたいとお考えの方はぜひ参考にしてみて下さい。
浮気の事実を知って、どうしたいか
浮気を調べたい時にできる調査は色々ありますが、できれば調査を行う前にどこにゴールを置くか考える事で、どのような調査が必要になるかある程度見通しがつくようになります。
- 浮気しているかどうかの事実だけを知りたい
- 浮気の事実を本人にも認めさせ、二度としないように反省や約束をさせたい
- 配偶者に離婚や慰謝料請求をしたい
- 浮気されても離婚する気はないので、配偶者からの離婚申出があっても拒否したい
など、浮気を知ってどのようにしたいかは人それぞれだと思いますが、3や4のように法的な対応が必要になる可能性がある場合、裁判でも有効な浮気の証拠を押さえておく事が必要です。
裁判でも認められやすい浮気の証拠例
- ラブホテルへ出入りする写真や動画
- 性行為中やそれに準ずる状況の写真や動画
- 配偶者が浮気を認めた音声
- 肉体関係があった事が明らかなメールやメッセージ、
このような証拠があると、裁判になった際でも浮気の立証がしやすくなりますので、法的措置を見据えている場合はこのような証拠を掴むようにしましょう。
自分でできる浮気の調査方法
数ある浮気の調査方法の中で、浮気の相手が誰かまで判明させる事ができる可能性のある調査もありますので、まずそちらからご紹介いたします。注意点も含めながら解説しますので参考にしてください。
浮気相手までわかる可能性もある調査方法
1.パートナーのスマホを使って行う
スマホは情報の宝庫なので、これを調査できれば多くの真実が判明します。
スマホロックのパスワード取得方法例
- 後ろなどからこっそり覗く
- 画面を綺麗にしておきパートナーが触ったところの皮脂汚れなどから推測
- 子供がスマホを借りる事があるのなら、実は子供が知っている事も…
- リビングでパートナーが良く座る場所周辺で手元を狙って隠しカメラを設置し、指の動きからパスワードを読み取る
ただし、スマホのロックを解除する行為はいくら夫婦といえども不正アクセス禁止法に触れてしまう危険性があるので自己責任で行う必要があります。
①LINE
浮気相手と連絡を取る際にLINEなどの連絡ツールアプリを利用する事が多いため、こういった連絡ツールには情報がたくさん入っている可能性が高いです。
チェックポイントとして
- スマホ本体のロック機能に加えアプリ自体にもロックしている
ダブルロックしてセキュリティを強化しているのは、その中にどうしても見られたくない都合の悪いトークが入っていて隠しているからかもしれません。
トーク履歴を検索
LINEではトーク内容を言葉からも検索できるので、トーク画面の検索窓から「大好き」「愛してる」「デート」など、浮気相手に送りそうな言葉を入力し検索してみましょう。すると…明らかに怪しいメッセージを送り合っている人が出てくるかもしれません。
相手のアイコンと名前で明らかに性別が異なる人がいる
LINEでは簡単に相手の名前を変えて登録することができますが、アイコンは相手が登録したもののままであるため、たとえバレずらいように名前を変えたとしても、どう見てもアイコンは女性の自撮りなのに名前が男性という矛盾が発生している事もあります。アイコンを彼女の写真にしているような人もいるので、一概に浮気相手だとは判断できるものではありませんが、その人物とのトーク内容は要チェックです。
非表示にしている友達がいる
友達を一覧に表示しない設定にする事もでき、浮気相手を非表示設定にしている事もありえるので非表示にしている友達がいないかチェックしてみましょう。
方法:ラインのホーム画面から、設定→友達→「非表示リスト」をという手順で開いていくと、故意に非表示にした友達を確認することができます。
この非表示設定されている友達とのトーク履歴を見るには非表示リストの中で該当者の 編集→再表示 で一旦友達一覧に表示されるようにし、友だちリストから探してトーク内容をチェックできます。
見終わった後は、必ずトーク画面で名前を長押しし非表示リストに戻しておくようにしましょう。
②GPS追跡アプリを入れる
位置情報共有アプリやiPhoneにもともと入っている「探す」などの登録しているスマホの現在地や行動履歴が分かるものから、GPS追跡機能の他にメールや連絡先・SNSの活動などまで監視できるアプリもあります。
元々安全面などから配偶者のスマホにGPSアプリを入れておいたり、「探す」の機能を設定しておいたのなら行動を把握する事もできますが、浮気をしている人が自分の行動を丸裸にされるGPSを新たに入れてくれる可能性はかなり低いです。もし仮にGPSアプリを入れてくれるのなら、逆に浮気をしていない可能性が高い事がわかります。
GPSアプリのインストールを誘うには、「友達が携帯なくした時にこれで見つかった」「安全のため子供達と相談して場所の共有することにした」などと、正当な理由で誘うようにしましょう。否定されたからと躍起になると、浮気を疑われていると感じられてしまうので注意してください。
なお、相手の許可なくスマホに勝手にアプリをインストールする行為は「不正指令電磁的記録取得・供用罪」という罪になる可能性があります。
③浮気相手の写真が入っていないか
Googleなどのフォトアプリでは指定した写真を一覧から非表示にする機能があるものも多く存在します。せっかく撮った浮気相手との写真を完全に削除するには忍びなく、隠れたアルバムに潜ませている事もあるので、全体のアルバムだけでなく非表示アルバムがないかチェックしてその内容を見てみると、そこには如何わしい写真が保存されているかもしれません。
※注意点
スマホは多くの人が利用していますが、ロックをかけている人も多いのが現実です。パスワードを不正に入手し勝手にログインする行為やロックを解除しネットワーク経由でサーバーに保存されているメールを見てしまえば「不正アクセス禁止法」に該当する可能性もありますし、相手に許可なくGPSアプリをインストールすると「不正指令電電磁的記録供用罪」で罪に問われてしまう事もあるのでおすすめはできません。
いずれにせよ、他人のスマホを操作する際は違法行為に該当しないよう細心の注意をする必要があります。
また、スマホの画面はスクリーンショットをして加工することも可能なので画面の記録を撮っておきたい時は証拠画面が映ったスマホ本体ごと撮影しましょう。
2.SNSの監視
出会いの形がネット上のコミュニティサイトである事も今時珍しい事ではありませんので、インスタやツイッターなどで出会った相手と浮気をしている事もあります。
パートナーや配偶者のアカウントがわかるのなら
・フォロワーやフォローしている人をチェック
いいね!やコメントを頻繁にしているorされている異性は要チェックです。
アップしている写真や内容をチェック
仕事に行っているはずなのに、一人でカフェに行っている投稿があったり、さらに一人でいる言っているのにテーブルの上にはドリンクが2つ…怪しさ満点です。
一緒にいる人の顔が直接写真に映ってなかったとしてもガラスまたは鏡などに浮気相手の顔が映り込んでいて性別だけでなく顔までわかる可能性もあるので細かい部分まで見てみましょう。
さらに、お互いに似た雰囲気の写真を載せている事や同じ場所に行ったような内容の投稿をしている人がいれば、それが浮気相手の可能性もあります。
また、裏アカウントを持っている人もいるのでそちらも存在しないかチェックしたいところです。
インスタの場合、ストーリーにはアクセス履歴が残るので自分のアカウントではなく新たにアカウントを作ってそちらを利用すると良いです。アカウントを作る際のプロフィールには配偶者と同じくらいの年齢、共通の趣味、など「なぜこの人がよくアクセスしてくるのだろう?」と思われないようなアカウントに仕上げると良いです。
3.ボイスレコーダーや隠しカメラを使う
ボイスレコーダーや隠しカメラはネットや家電量販店にて数千円ほどで購入でき、手軽に手に入れる事が可能で自宅や車に仕掛けて浮気の調査をすることができます。プライバシー侵害の問題からも仕掛ける際は自分と配偶者共有スペースに仕掛ける必要があります。誤った場所に仕掛けると、逆に訴えられてしまう事もあるので注意しましょう。
4.車の中
浮気に車を利用していれば、車内に情報が残っている事もあります。
シートの隙間や下に注目
自分以外の異性の髪の毛、アクセサリーやたばこ、ライターなど、普段自分もパートナーも使う事のないような物などが落ちている事もあります。また、シートの位置やドリンクホルダーに注目してみる方法もあります。シートを前に寄せておいてパートナーが一人で出かけると言っていた後にシートの位置や助手席のドリンクホルダーを改めて確認すると、シートが後ろに下がっているしドリンクホルダーが収納されていたのに出ているなど、些細な変化が見られるかもしれません。一人で出かけたのに助手席を移動する可能性としては、大き目な荷物を助手席に置く、単に位置が気になってずらした、等も考えられますが、誰か乗った可能性もあるので、次にも挙げるカーナビの履歴などもチェックするべきです。
カーナビやドライブレコーダー、走行距離
スマホの履歴は頻繁に消してもナビやドライブレコーダーの履歴まで頭が回らない事やついうっかり消し忘れてしまう事もあります。ドライブレコーダーの種類によっては車内の映像や音声まで録画されるものもあるのでデータがSDに保存されるタイプならば、チェックする前に上書きされ消えてしまわないように、容量の大きなSDカードにするなどしておくと安心です。車の中の撮影がうまくいけば浮気相手が判明します。
また、走行距離が急に増えているのならデートでどこかに出かけたのかもしれません。チョコチョコ確認し、ちょっと近くまで行くと言っていただけなのになかなか帰らなかった日など、注意深く見てみましょう。
匂い
車に匂いが移る事も多いため変わった匂いがすると気づく人も多いです。香水の匂いやタバコの臭いなど、一緒に乗っている時は特に気にならず消臭もしないでいると、次に乗った人はいつもと違う匂いに気づきやすいです。パートナーが長時間車で外出した後など、乗った後の匂いにも気にしてみてください。
GPSを取り付ける
配偶者やパートナーのスマホにGPSアプリを勝手に入れる事は「不正指令電磁的記録取得・供用罪」になってしまう可能性があるのですが、夫婦共有の自家用車であればGPSを取り付けても問題ないので、見つからない場所に設置すれば行動を追う事が出来ます。もし配偶者に見つかってしまっても「最近ここらへんで盗難が多いらしいから、セキュリティのためにつけておいた」など自然に言っておけばいいでしょう。もしやましい事があって居場所を知られたくないのなら、「いつから付けてたの?」「性能どうなの?」「よくチェックしてた?」などと探りを入れてくるかもしれないので、見つかったからと言って焦らず落ち着いて反応を見てください。
5.尾行
自分で尾行して浮気を突き止める事もできるのですが、対象者とお互いに顔が知れているためバレる危険性が高いです。自分でやるとバレるだろうからと、友人に相談すると快くして協力してくれる優しい友人もいるかもしれませんが、もしバレてしまったとき、友人を責める事はもちろんできませんし、迷惑がかかる事態になりかねません。
今はネットで色々検索できるため、今こうして浮気の調査方法を調べているのと同時に浮気の調査から逃げる方法を調べている人もいるわけで、その中には尾行の撒き方を調べている人もいます。
尾行はとにかく対象者からバレないようにする事、少しでもバレそうだと感じたらすぐに撤退するようにしてください。
探偵でもバレる危険があると判断すれば途中で中断します。
浮気しているかどうかを判断できる調査
上の項で解説した調査方法では相手が誰かまでわかる事がありますが、ここからは相手は誰かわからないけど、浮気しているかどうかの判断ができるような調査方法です。
1.交通系ICカードの履歴を読み取る
配偶者の交通系ICカードを読み取る事により行動がわかるので、自分のスマートホンに交通系ICカード読み込みアプリをインストールし配偶者のICカードの履歴を読み込み行動を見てみましょう。履歴を見れば何月何日何時何分にどこの駅で乗り降りしたかがわかります。配偶者やパートナーが残業で帰れないと言っていた日に他の駅に行っているようすなど矛盾点があれば浮気をしている可能性があるでしょう。
「何月何日って残業だったよね?」と軽く尋ねてみて、「そうだよ」と返事が来たら「〇〇駅で友達が見たって言ってたけど?」などと言ってみると、あたふたする様子が見られるかもしれません。明らかに焦っているようならば何かバレたらまずい事を隠している可能性が高いです。
2. クレジットカードの利用履歴
ラブホテルでクレジットカードを利用するとそのホテル名ではなく〇〇商事、○○観光、○○興業など一見ラブホテルとは判別しにくい名前になっている事がよくありますので、クレジットカードの利用履歴に見覚えや聞き覚えのない所からの引き落としがないかチェックしましょう。ネットで検索するとホテル名が出てくる事もあります。
3.財布や鞄の中、洋服のポケット、ゴミ箱をチェック
レシート
いつもは浮気のレシートを受け取らないのについ受け取って財布の中やポケットにいれっぱなしにしていることがあります。レシートには色々な情報が記載されていて、日時はもちろんレストランなら注文した内容や何人で行ったかなどまでわかるので、その内容をよくみてみましょう。
- ホテルなどの宿泊施設ではないか
- そのお店に行った日時は仕事だと言っていなかったか
- 同窓会で遅くなると言っていたのに人数が2人ではないか
- 注文内容がかわいいパフェや大盛りのライス
といった内容で異性と出かけた形跡がないかなどをチェックしてみてください。
また、出張で地方に行くと言っていたのに、ポケットから映画の半券が出てきたら…これはもう出張に行っておらず、デートしていた可能性が高いですね。
手紙
もらった手紙を捨てられないタイプの人は浮気相手からもらった手紙を財布やカバンのポケットに大切にしまってあることもあります。隅々までみると小さく折りたたまれた手紙がヒョコッと顔をだすかもしれません。内容次第では浮気を確信できるでしょう。
プレゼントやお土産らしきもの
浮気相手からのプレゼントやお土産を家に置いておくわけにいかず、カバンの奥に忍ばせておいている事もあります。見ず知らずの場所のお土産やアクセサリーなど眠らせていないかチェックしてみてください。
ラブホテルのポイントカードや会員カード
これがあれば確実に浮気しているでしょうね。
※注意点
所有物を勝手に見る行為はプライバシーの侵害に当たる可能性があります。
3.給料明細
最近残業や休日出勤または出張が多くて浮気をしているのでは?と疑っている人も多いと思いますが、給料明細で適切に手当てがついているかどうかを確認することで残業などが本当かどうかわかる事もあります。
手当てが付かない会社も一部あると思いますが、基本的に支給されるところが多いでしょう。
もし怪しいと思っても直接夫に聞いても「うちの会社は手当て付かないよ~」など言って嘘とついていたとしても確認方法がないため、疑いの時点では本人に確認しない方がいいです。
4.パソコン
共有で利用しているパソコンがあればその検索履歴や購入履歴から何かわかるかもしれません。「女性 20代 プレゼント」「初デート 喜ぶ」など自分と関係なさそうな検索結果やネットでのプレゼント購入履歴があれば浮気の可能性が高いでしょう。
浮気調査を自分で行うメリットとデメリット
自分で浮気の調査を行うメリットとしては、やはり金銭的に安めに済むという事でしょう。しかし、その分デメリットも多いのが現実です。
デメリットとして
- 違法に調査してしまう可能性がある
- 時間と労力がかかる
- 相手にバレるリスクが高い
- 法的に有効な証拠を取る事が難しい
などがあります。
自分で浮気調査に試みる際には、これらの事も念頭に置きながら行うようにしてください。
まとめ
自分で行う浮気調査もたくさんあり、浮気の事実を知るのみならば自分で行う浮気調査で充分な結果を得られることもあります。しかし、離婚や慰謝料請求まで見据えるとすれば、確実な物的証拠を集める事も検討するべきでしょう。最終ゴールをどのような形にしたいのかを考えて調査をする事も大切です。
また、浮気を問い詰める際に違法に得た証拠で相手に浮気を認めさせようとすると、逆に損害賠償請求などをされてしまう可能性もゼロではありませんので、注意してください。
浮気の調査が順調だと、もっとハッキリとした証拠を…と色々な調査方法をやってみようと考え、気づいたらエスカレートし過ぎていたという事もあります。
相手にバレてしまうと、その後の関係が望まぬ形で一気に崩れてしまう事もあります。浮気の真実を知っても離婚はしないと思っていたのに、調査していることがバレて相手の方から「もう無理だ…離婚しよう」なんて最悪の事態になる事も考えられるのです。
浮気の調査は『対象者にバレることなくやる』が鉄則であることを忘れず、無理なく行いましょう。
何をしていいかわからない、調査を自分でする事は難しいなど心配事があれば、早い段階で弁護士や探偵などの専門家に相談すると良いです。
探偵へ依頼することを検討中の方は、自分で集めた結果を持参することで費用を抑えられることもありますので、大切に保管しておいてくださいね。